ちょっと怖い化粧品業界の裏側Vol.1~○○成分配合!でも1%も入っていない事実~

皆さん、こんにちは!
モロッコ発オーガニックスキンケアPureOild’or(ピュアオイルドール)広報担当のakitです。

このブログはふと目が覚めた、明け方に書いております(^^)

ここ最近、来春以降の展開に向けて、化粧品OEMメーカーや製造事業者の方とお話する機会が増えています。
製造に関してはまだまだアマチュアな私たち。勉強中であります。
そのため化粧品業界では周知の事実、でも一般にはそれほど知られていないことを徐々に知ることになるのですが!

ある日、OEMメーカーさんからサボテンオイル配合クリームのサンプルをご提案いただきましたが驚いたのはその処方・配合量でした。。。

■○○成分配合!でも1%以下

日本では、コスメ商品のラベルには全成分表示(有効成分のみ)が義務付けられていますが、その配合量までは表示しなくてもよいのです。そのため「○○成分配合」とうたっていても、実はその配合量は1%にも満たない、ということが往々にしてあるそうです。
先日提案いただいたサンプルでは、まさに1%もサボテンオイルが入っていない状態。もちろんテクスチャや保存期間まで考えての処方ではあると思いますが、ちょっと衝撃的でした(笑)。
化粧品、ほとんどは水と石油由来成分という事実。

知ってはいましたが、目の当たりにすると実感します。

おまけにサボテンだからと、
緑の着色までしていただいてました。なんと、、消費者にそれっぽく見せるための小ワザよ。

■他の成分でそれっぽい効能を出すことも

もう1つ。

「○○成分配合」とうたっているにもかかわらず配合量が1%に満たないと、その効果なんてわからないですよね。それは当然のこと。

ですので、より効果を感じられるための成分を配合するのです。

たとえば「サボテンオイル配合」だから「保湿力」が高い商品と謳いたい場合、保湿力を高めるために、他の有効成分を配合するということです。
すると、お客さまは「サボテンオイル配合だから保湿力が高いわ!」と、サボテンオイルの効果のように感じてくれのです。

作り手の論理からすれば常識かもしれませんが、意外と知られていないように思います。

この話をきいたときも軽くショックでした(笑)

 

私たちが考えるスキンケアの商品づくり

業界の中での常識ってあるとは思うのです。それを全て否定するわけではありません。

でも、もしかしたら、今の世の中全体がそうであるように、
これまで価値があると思っていたことが、そうではなくなったり、
常識とされていたことが、非常識になったり、

業界構造でさえ、日に日に変化していくと思うのです。
お客さまだって知識も豊富で、商品を見極める力をもっています。だからこそ、自分たちで調べて考えて、良いと思うものをつくりあげることが大事だと思っています。

ピュアオイルドールはそんな姿勢でオーガニックスキンケアの商品を、お客さまにご提案していきたいと思います!

もちろんご提案いただいた先のサンプルの、商品化見送り決定は言うまでもありません(^^)

それではまた!

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